『なにもかも二倍』読みました
よしもとばななさんの「なにもかも二倍」を読んだ。
公式サイトの日記が定期的に文庫本になるもの。
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なにもかも二倍
よしもと ばなな
ばななさんの小説よりもエッセイが好き。
言いたいことが、エッセイでは濃縮ジュースのように
ずばっと書かれているように思う。
小説では、それらは美しく綺麗に心をこめて描かれているが、
世界や登場人物があまりにも狭い。
「わかる人にはわかる」的というか、
選ばれた人だけ通じ合うというかなんというか。
読んでいて、「私はそちら側に入れるのかな?」
なんて思ってしまう。
エッセイにもそういう要素はあるものの、
当たり前だけれど小説よりリアリティがある分、ほっとする。
たまに、今の日本の問題点を指摘したあとで
「数年後には日本にいない(海外移住)からいい」
というようなことが書かれているとチクリとするけれど。
大事に大事に読みたかったのに、
読み出すと止まらなくて読み終わってしまった。
悲しい~。
ま、また何度も読みかえすからいいか。
ところで、このシリーズは単行本ではなく、
最初から文庫本になってくれるので嬉しいです。
私は本を寝る前や移動中に読むことが多いので、
値段は安くなくてもいいから
最初から文庫本で出てくれないかなーと思っているのだ。
小説は難しいんだろうか。
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