プロフェッショナル「宮崎駿のすべて」

公開日:  最終更新日:2014/07/23

NHKの『プロフェッショナル 仕事の流儀』で、
宮崎駿さんの仕事ぶりを放送していた。

私は宮崎アニメに対して、ごく平凡なスタンスだと思う。
新作が発表されたら映画館に行くか迷って
(もともとあまり映画を見ない)ときには足を運び、
DVDになればレンタルし、TVでやっていれば見るといった具合。
アニメがどう作られているかは何も知らなかった。

まず、宮崎駿さんのエプロン姿に驚く。
そして、絵コンテを描く姿。

この人、自分で作ってるんだ!?

ど素人ですみません。
監督という呼ばれ方から、
全体を指揮しているだけなのかと思ってた。
67才で、すでに十分な巨匠で・・・すごい。すごすぎる。

「理屈じゃだめなんだ」という言葉にハッとした。
理屈じゃないから、子どもも大人も楽しませて
心に届くものができあがるのだろう。

ちなみに、私の姪(5才)は『アルプスの少女ハイジ』が大好きで、
DVDを見ながらヤギのまねをして飛び跳ねている。
その姿を見ていると、宮崎アニメの力を再認識させられる。

印象的だったのは、番組の山場となっていた
制作に行き詰るくだり。
彼は「面倒くさい面倒くさい面倒くさい」と呟く。

自分の求める創造性に追いつけないからか、
ただ単に疲れから出た言葉なのか。

これだけ経験と成功を積んだ人でも、
まだこんなに苦しみながら生み出しているということに、
打ちのめされる気持ちがした。

私はデザイナーの端くれで、自分のことをクリエイターや
アーティストだなんて微塵も思っていない。

でもやっぱり「思い浮かばない・出てこない・苦しい」
という時間は味わっている。
逆に、締め切りやコストに追われて
「何が何でも出す」ということもしている。

宮崎駿さんの「自分に恥ずかしくないもの」という言葉。
本当に、そうだと思います。

残念だったのは『崖の上のポニョ』のネタバレが多かったこと。
この番組見て、映画館に行きたくなったのに~。
知っていても楽しめる映画であることを祈ります。

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コメント

  1. 舞姫 より:

    ぽにょは見た人に聞くと、ちょっと期待はずれだそうな。
    子供向けだからかな~?
    天才の偉業も努力なしではなし得ないということだよね。
    私も振付けが浮かばなくて苦しいです・・。(笑)

  2. ひこ より:

    舞姫さん

    短いし、物足りなさはあるのかもね。
    クリエイティブな仕事って
    苦労さえも楽しいと思われがちだけれど、
    そんなわけないんだよなー。

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