東日本大震災。できることを考えてみた
東日本大震災で、被害を受けていない人ができることについて考えてみました。
何かしたいと思ったら寄付を
個人的に、今いる場所でお金を稼いで寄付するのが効率が良い貢献の仕方だと考えています。
それぞれの能力を100%活かせるのは、目の前の仕事ですから。
お金を出せるなら、寄付という形で協力できます。
ポイントで寄付できるところもあります。
募金情報まとめ – 平成23年東北地方太平洋沖地震
【義援金・募金・寄付できるサイトまとめ】東日本大地震
どこに寄付をしたら、どこにお金が行くのか
ボランティアは身近な場所から
寄付が難しい人は、時間ならあるからボランティアをしたいという気持ちもあるかと思います。
でも、ボランティアをしたことのない人が被災地に行くと妨げになる場合があります。
モンスター・ボランティアにならないために心得ておきたいこと
被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ~僕の浅はかな経験談~
「個人ボランティアは、今は現地に行かないで」
現地に行かなくても、各地で救援物資を送ったり被災者の受け入れが始まっています。
自分の住んでいる市町村や都道府県のホームページで探してみましょう。
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震) 「災害ボランティア情報」まとめサイト
ネットで災害ボランティアや募金の最新情報を確認するには
また、WEB上でできるボランティアとして、避難所の名簿をデータ化する作業が求められています。
東日本巨大地震 – ボランティア
被災者の方と顔を合わせるボランティアに行く方は、華美な服装・お化粧で行かないように気をつけて。
自分が何日もお風呂に入らず髪も洗えなかったら、人に会いたくありませんし、綺麗にしている人を見たらひけ目を感じるかと思います。
ボランティアは希望者が多く集まり、出番がない場合もあります。
足りているというのは良いことですよね。
登録だけでもしておいて、必要とされたときに協力すれば良いと思います。
物資の寄付は確認してから
3/20現在、被災地に届ける物流が混乱しています。
個人で物を送ることはせず、家の近くで物資を集めている場所に持っていくようにしましょう。
募集している物をよく読み、必要とされている物だけを持って行ってください。
例えば、私の住む埼玉県では以下のような注意があります。
東北地方太平洋沖地震の救援物資について(市町村・企業等さまへ)
- 未使用品
- 品目ごとに仕分けして、箱単位
- 新たにお買い求めいただくのではなく、今あるもの
3.は意外でしたが、「流通の混乱は被災者支援の妨げとなりますので、御理解と御協力をお願いします」とのこと。
地域によって異なりますので、募集している団体に確認してください。確認は、できれば電話を使わずにホームページなどで。
【4/6追記】
被災地への物流もある程度回復しました。
必要とされている物資を送るマッチングサイトがあるので、お金でなく必要なものを届けたいという方はこちらがおすすめです。
お願いタイガー!災害版 – 被災地と救援物資/支援物資の寄付マッチング
献血は時間差で
3/18(金)、献血希望者が急増しているそうです。
東日本大震災 献血希望者急増 大阪
記事内にもありますが、血液は長期間保存できません。
また、一度献血すると次の献血まで「男性は12週間、女性は16週間」待つ必要があります。
「足りません」という呼びかけがされてからでも間に合うので、無駄に献血せずに待ちましょう。
いつも通りの生活をしようとしない
被災地以外でも、関東をはじめ輪番停電やそれに伴う電車の乱れ、スーパーの物不足などもあります。
買占めに関する報道もありますが、個人的にはそれほど買占めされているようには見えません。
うちの近隣のスーパーでは、お米・パン・カップラーメン・トイレットペーパーなど、みんなが欲しがるものは素早く「お一人様1点限り」になりました。
こんな大きな災害が起きて、生活が変わるのは当たり前です。
いつも通りに暮らそうとせず、手に入る物を食べればいい。
ただ、一人暮らしの人は、帰宅時間にはスーパーから物が消えていて不自由しているのではないかと思います。
学校や会社などの近くで調達したり、お休みの日にまとめて調理するなど工夫しましょう。
計画停電のエリアに入っていると、生肉などは冷凍保存する気になれないかもしれません。
2~3時間程度なら冷凍が保たれるそうですが、ちょっと不安ですよね。
調理してから冷蔵・冷凍したり、いつもより短期間で食べる方がよいと思います。
できる範囲でいつも通りの生活を守る
この1週間、気持ちが落ち着かなくてバタバタしたり落ち込んだりしてしまいました。
先に書いたことと矛盾しますが、できる範囲でいつも通りに生活して、日常を回していくことも大切です。
東日本大震災で大きな打撃を受けた中、自分で生活できる人まで足を止めてしまうと、日本が停滞してしまう。
災害で怖いのは、災害そのものと、そのあとの経済的な打撃です。
先が見えない中で縮こまっていたい気持ちはありますが、寄付と同様に日本のため・自分自身のために“普通”を守ります。
長期間のサポートが必要だと覚えておく
この災害は被害が大きく、復興までに何年もかかります。
長い期間の支援が必要とされているでしょうし、あるいは・・起きて欲しくありませんが、他の災害もあるかもしれません。
今は何もできないという方も、数年経てば何かできるようになるかもしれません。
そのときに、何かしたかったという気持ちを思い出して、できることをすればいいと思います。
私も覚えています。
いまはまだ、忘れることなどあり得ないと感じています。でも、時間は思いを風化させます。
長く覚えていて、長くサポートすること。それが大切だと思います。
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