おいしくて大好きな蕨の中華料理店『大味(たいみー)』。『おじゃマップ』で紹介されるらしい
大好きでよく行く埼玉県・蕨の中華料理屋さん『大味』が、10/22(水)放送のテレビ番組『おじゃマップ』で紹介されるそうです。お店に行ったら、貼り紙がしてあってびっくり。撮影に来ているところ、見たかったよー。
『大味』は、JR京浜東北線・蕨駅の東口にある。駅を背にして大通りをまっすぐに歩くと、六叉路があり、美容院がある角を、中央分離帯に緑が植わっている道(通称グリーンベルト)沿いに進む。
歩いて7~8分くらい、お店がまばらになってきたあたりだ。途中にドコモショップ、道の反対側にauショップとセブンイレブンがあります。
※この記事の料理写真は古いものも混じっています。
『大味』の名物は酸辣湯麺(スーラータンメン)。スープ全体が具みたいな料理
『大味』の名物は酸辣湯麺(スーラータンメン)。写真は普通より一回り小さい「小」サイズ。「小」といっても、一般的なお店の大盛りくらいあります。
普通サイズは、私にはとても食べきれない。お値段は小が730円、普通が780円。
たっぷりのふわふわ卵と豆腐の、とろり・・いや、どろっとしたスープ。具はハムやチャーシュー、ニラ、もやし、椎茸などが入っている。
味は和風カルボナーラといった感じ。卵スープの濃いやつみたいな味をベースに、ラー油がアクセントになっていて、とてもおいしい。
卵と具が一体化しているというか、スープ全体が具のようなので、すごくお腹いっぱいになる。最初のうちは、食べても食べても減らないような錯覚を覚えるほど。
熱くて冷めにくいのので、気をつけて食べましょう。特に、麺が想像以上に熱い!最初から麺を勢いよくすすりこんだら火傷するので、最初は2~3本を食べてみるくらいの慎重な気持ちで挑んだ方がいい。
底の方から麺を持ちあげるようにして何度もかきまぜて、1/3くらい食べたあたりで、ようやく食べ進められるようになる。
炒飯や「ラーメンと半炒飯セット」も人気
『大味』のもう一つの人気メニューは炒飯。もしかしたら、酸辣湯麺よりもたくさん注文されているかもしれない。
海老炒飯750円。ハムと卵とネギがはいった炒飯の上に、揚げた海老がぐるりとのっている。海老好きにはたまらない。
普通の炒飯はハムではなくチャーシューがはいっていて、こちらもおいしい。
単品の炒飯には、わかめスープがついている。カフェオレボウル大くらいの器にはいっていて、これまたたっぷりと量が多い。ただでさえ炒飯の量が多いのに、わかめスープでお腹がふくらむので、さらに苦しくなります。
「ラーメンと半炒飯セット」を頼んでいる人も多い。
「ラーメンと半炒飯セット」のラーメンは、差額を払って他の麺類に変えられるので、「酸辣湯麺と半炒飯セット」「味噌ラーメンと半炒飯セット」などで頼むこともできる。
ちなみに半炒飯とは名ばかりで、一般的なお店ならこれで一人前か、大盛りだろうというサイズ。セットのラーメンも「小」サイズだけれど、一人前と言ってもいいくらい。
黒板のサービスメニューはボリュームたっぷりでお得
『大味』に行ったら、まずはテーブルの上の黒板に書いてある「サービスメニュー」をチェックしましょう。ランチだけではなく、一日を通してオーダーできる。火水・木金・土日と2日ごとにメニューが変わります。
1番・2番・3番とあり、1番がいつも変わらず牛焼肉定食、2番は定食、3番は麺類とご飯物のセット。どれもボリュームたっぷりだ。
1番の牛焼肉定食は食べたことがないけれど、他の人が食べているのを見ると、すごい量のお肉だ。焼肉屋さながらに、お酒を飲みながら食べている人も見かける。
2番はメインのおかずに副菜と、ライス・わかめスープ・お新香がついた定食。単品メニューが出ることもあるし、ここだけのオリジナルメニューなこともある。
鶏・えび・カシューナッツ炒めと冷奴。ライスとスープとお新香つき。
これはえび入りだが、デフォルトメニューの鶏肉とカシューナッツ炒めもおいしい。
レバニラ炒めと和風ハンバーグ。なぜわざわざハンバーグまでつけるのか意味がわからないよ!
そう、3番のメインが2品なので、そちらの量に気を取られるが、2番だってボリューム面で負けていない。負けるわけにはいかないのだ(誰?)
3番は、麺とご飯物のセット。「ラーメンと半炒飯セット」同様に、片方だけで一人前になりそうな大きさが、2つセットになっている。普通の胃袋の人では食べきれないと思う。
ここでもオリジナルメニューが登場することがある。そのときしか食べられないかもしれないので、あまり食欲がない日に心惹かれるメニューがあると、たいへん悩ましい。
私が好きな料理は海老炒飯、五目うまにそば…。どれもおいしくて選びきれない!
私が好きでよく食べるのは、海老炒飯、五目うまにそば、海老そば、鶏肉とカシューナッツ炒め、焼売。
五目うまにそば。野菜たっぷりなのでよく食べる。あんかけを醤油味のスープに溶かすようにして食べるのが好き。五目焼きそばを頼むこともあるし、塩味気分なときは、塩味の海老そばを食べる。
さりげなくすごい個数が乗っている唐揚げ。これは定食になっていたときの写真です。3番に「唐揚げラーメン」や「唐揚げ丼」として登場することもある。
驚きの大きさがある焼売。これは持ち帰った時の写真です。4個で470円。『おじゃマップ』放送後に作るのが追いつかないとのことで3個で360円に変更、持ち帰りのみの注文は不可になりました。食べきれなかったのを持ち帰るのはOK。
焼売の大きさは子供の握りこぶしくらいのサイズがある。身長162cmの私の握りこぶしとくらべてみても、かなり大きい。このお皿は食パンが乗るサイズです。
割りながら食べる大きさだし、第一、皮で具が包みきれていない。肉まんの具だけというか、蒸しハンバーグといった感じ。
上海焼きそば、麻婆焼きそば、ねぎそば(味噌と醤油がある)、鶏とネギのあえそば(ねぎそばの鶏肉バージョン・塩味のような汁麺)も定期的に食べたくなる。
2番の定食に海老チリや酢豚やニラレバ炒めが出てると頼みたいし、3番に炒飯やカツカレーや唐揚げラーメンが出ていると食べたいし、どれも美味しくて、好きなメニューがありすぎる!
普通のラーメンもオーソドックスな味でおいしいので、ベースの味に魅力があるのではないかと思う。
行くたびに、食べたことのないメニューも食べてみたいと思うのだけれど、食べたことのある・また食べたいメニューが多すぎて、なかなか全メニューを制覇できないのが悩みです。どうしたら良いのでしょうか?(40代・女性・自営業)。
量は多め。「小」か、持ち帰りできるメニューを組み合わせるのがおすすめ
私は、都内の上品なラーメン屋さんなら大盛りで頼むレベルだけれど、『大味』ではサービスメニューも単品メニューも食べきれない。通常サイズだと、一番シンプルな「ラーメン」がやっと完食できるくらいだ。
『大味』の不思議なところは、写真や、運ばれてきたときの印象では、それほどの量に見えないんだよね。縦横の比率は普通で、ひと回り(ふた回り?)大きい。まるで、大きさをごまかしているように感じるほど。
食べ進めると減らなくて、「嘘つき!騙したのね!!」と叫びたくなる。いや、いい意味でなんですが。
メニューには書いていませんが、前述したとおり「小」というオーダーがあり、50円引きで小さいサイズにできる。私は麺類の「小」なら完食できるので、たいてい「小」にしてもらっている。大盛りは150円増しです。
50円引きで量が減るのはもったいない気もするけれど、量に圧倒されながら食べるよりは、その方がおいしく食べられる。大食いな人は、普通でいいと思う。
ただし、アホみたいなデカ盛りではないので、ひたすら量だけが目当ての人にはおすすめできません。
炒飯や炒めものは持ち帰ることができる。普通の胃袋の人が初めて行くときには、持ち帰りできるメニューを混ぜて頼むのがおすすめだ。
私は彼と二人で行って、麺類と炒飯を普通サイズで2つ頼んだ場合、炒飯を半分くらい持ち帰っています。二人ともけっして小食な方ではないけれど、食べきれないんだよね。
完食できるのは、二人とも麺類の小を頼んだときか、「麺と半炒飯セット」+ラーメン小で、がんばって食べたときくらいかな。
空いている時間帯は14時以降と17時台。週末は並ぶのを覚悟
土日や週末の夜は、並ぶのを覚悟して行ったほうがいい。ランチタイムや平日の夜でも、お店の外に並んでいる日がある。混んでいるときは、さらに料理が出てくるまでも待ちます。
子供連れのときは、混雑する時間に行くとお子様が待ちくたびれちゃうかも。子供連れで行くこと自体は、子供用椅子もあるので問題ない。
席数は2人掛けが2つと4人掛けが2つ、6人掛けが1つ。相席をしたり、4人掛けに2人で座っているお客さんが、後からきた4人連れにテーブルを譲ったりという光景もよく見られる。
いまでも賑わっているから、『おじゃマップ』が放送されたらどうなるのか、ちょっと心配だ。
長く通っていても驚かされる、サービス精神旺盛なお店。味もおいしくて大好き
『大味』に行き始めてから何年かたつけれど、いまだにサービスメニューのサービスぶりには驚かされる。
2番の定食のメインがしっかりと量のある炒め物なのに、さらに焼売や手羽先餃子がついていたり、3番の麺とご飯物のご飯物が、普通の炒飯で充分なのにオムライス風になっていたりする。
いったいなぜ、普通の炒飯だと不充分だと思うのか、すでに常連客が多い人気店なのに手間暇かけてくれちゃうのか、ご主人に問いただしたい(笑)
サービスメニューには、たまにミックスフライやカツカレーやビーフシチューなど、中華料理以外も登場して、これもまたおいしい。フライやカツはサックリと歯ざわりよく揚げられていて、ビーフシチューのお肉はスプーンで切れる。まるで、漫画『のだめカンタービレ』にでてくる『裏軒』みたいに楽しませてくれる。
たぶん、『大味』のご主人は本当にお料理が好きで、お客を喜ばせることも好きなんじゃないかな。
文句なしに安いので、値段のことは気にならない。なにしろ量からいったら、セットメニューなどは1,000円を軽く超えても、ぜんぜんおかしくないのだから。まあ、食事だけなら一人1,000円みておけば十分ですよ。
中華料理なのに、味の面で重いとか、もたれると感じたことがない。辛さも強くない。本格的な中華料理とは違うかもしれないけれど、日常的に食べ続けることができる。野菜たっぷりのメニューが多いのもうれしい。
量に注目されがちだけれど、味がおいしくて大好き!!!完食できない劣等生ですが、末永く通いたいお店です。
中華料理 大味(たいみー)
〒335-0002 蕨市塚越2丁目7-9
定休日:月曜日
営業時間:11:00~15:00、17:00~22:00
駐車場:3台分・やや狭め
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