『無痛~診える眼~』4話あらすじと感想。臨床心理士 高島菜見子がストーカーされる

公開日:  最終更新日:2015/11/07

ドラマ『無痛~診える眼~』4話のあらすじと感想です。4話は「天才が見抜く女心」、放送日時は2015年10月28日(水)でした。野球中継延長の影響で、23:45からという遅い時間のスタート。

フジテレビで毎週水曜日夜10時、インターネットで放送後最大7日間無料の「見逃し配信」があります。
無痛~診える眼~ – フジテレビs

『無痛~診える眼~』4話のあらすじ。臨床心理士 高島菜見子の過去と元カレのストーカー化

登場人物の説明は公式サイト参照。写真をクリックすると説明が見られます。
無痛~診える眼~ | 相関図 – フジテレビ

以下、ネタバレありです。

為頼は、早瀬から犯因症の治療を頼まれるが、治す方法はないと答えた。犯罪を犯すリスクを減らすには刑事を辞めるしかない。早瀬は刑事を辞めることは考えられない、治せない患者に寄り添うのは為頼の自己満足だと言って帰る。

白神メディカルセンターの臨床心理士 高島菜見子の過去が描かれる。2年前、菜見子が臨床心理士になって初めて担当した患者は、薬物依存症の愛莉(あいり)。

最初は心を閉ざしていた愛莉はだんだん菜見子に打ち解け、半年前には治療を終えて、彼氏ができたと報告して治療を終えた。薬をやっていたことを話すべきかと相談する愛莉に、高島は本当に好きならそんなことで引いたりしないと答えた。

同じころ、菜見子は佐田と交際していた。優しい彼氏だったが、次第に嫉妬と束縛が強くなる。暴力までふるわれるようになり、菜見子は別れを告げた。

そして現在。菜見子は仕事帰りによく行くコンビニで、野々村という若い男性と親しげに話す。野々村が菜見子に気がある様子。

しかし、翌日のニュースで野々村が殺害されたことを知る。そのとき、佐田からメールが届く。菜見子と野々村が話しているときの写真が添付され、「天罰が下った」と書かれてた。怯える菜見子。

早瀬は野々村殺害事件を担当。石で頭部を何度も殴られた惨殺で、片腕にはタバコを押し付けられた跡が多数あった。

早瀬は、コンビニの防犯カメラで野々村と菜見子が話していたことを知り、菜美子の家を訪れて事情聴取をする。玄関先に落ちていたタバコの吸い殻を鑑定したところ、野々村の腕に押し付けられていたものと同じ銘柄だった。

為頼は白神を訪れる。自分に犯因症を見抜く能力があることを伝え、無痛治療と一緒に犯因症の治療法を研究させてもらえるなら協力すると申し出る。犯因症と無痛には関係があるのではないかと考えていた。白神は快諾する。

サトミは病院で、イバラが腕を自傷しているところを見て、驚いて走り出す。サトミを探していた菜見子がそのあとを追う。通りかかった為頼が捕まえた。その様子を写真に撮る佐田。菜見子に写真と「次はこの男か」というメールが送られてきた。

為頼の診療所に早瀬が来て、自分が人を殺しそうになったら止めてほしいと頼んだ。為頼は「できるだけのことはする、犯因症の治り方も探してみるつもりだ」と答えた。

為頼は白神メディカルセンターに携帯を忘れていた。早瀬は菜見子と為頼が知人だと知り、菜見子が野々村と接触があり、何か隠している様子があったと言う。和枝は菜見子の様子がおかしかったとつぶやく。

為頼は菜見子のところに携帯を取りに行き、なにかあるなら早瀬に相談するようにすすめる。菜見子はプライベートなことだから自分で解決すると拒否する。

早瀬は野々村の腕のタバコの跡はタトゥーを消したものではないかと思い、どんな模様だったのか調べに行く。タトゥーは彫られたハートのデザインとA。カップルでお互いのイニシャルを彫ったものだった。早瀬は、野々村の交際相手が愛莉で、菜見子の患者だったことを知り、病院に向かった。

病院では、為頼が帰りがけに、犯因症が出ている愛莉とすれ違う。エレベーターで11階に上がる愛莉を為頼は階段で追う。

愛莉は菜見子の部屋に行き、野々村に薬のことを話したらあっさり捨てられたとなじり、首を締めた。腕には薬の注射の跡と、タトゥーをリストカットで消した跡。

廊下に逃げ出した菜見子を、今度はナイフで襲おうとする。為頼が追いついて止めるが、愛莉は為頼にナイフを向ける。そこに現れた早瀬が為頼をたすけ、愛莉を確保した。

愛莉は、野々村が死んだのも菜見子のせいだ、あんたと会わなければこんなことにならなかったと叫びながら連行されていった。愛莉は犯行前にも覚せい剤を打っていた。

部屋に戻り、「怖かった」「どうすればよかったの?」と泣く菜見子。為頼は声をかけることができなかった。

早瀬は為頼に礼を言い、現場検証を始める。そこでサトミが描いた一家惨殺事件の絵を拾った。

白神がその絵を「患者のもの」だと取り、立ち去ろうとする。早瀬は白神にどんな患者かを尋ねるが、白神はなぜ訊くのかと訊き返す。白神もまたサトミに興味を持ち、メールアドレスを渡していた。サトミは遠くからその様子を見ていた。

そのころ、為頼の診療所には佐田が患者として来ていた。

『無痛~診える眼~』4話の感想。臨床心理士の仕事は難しそう

4話は、菜見子の過去の患者と元カレが絡んできました。いままでの話では、犯因症はあるのか?精神鑑定の是非は?と考えさせられる内容だったのにくらべて、4話は素直にミステリーとしてハラハラドキドキする話でした。

犯人当てのミステリー要素が出てきた

いままで犯人は誰だ?という謎解き要素は薄めだったので、4話も何も考えずに観ていたよ。

今回は元カレの佐田が犯人だと思っていたら実は元患者の愛莉が!とびっくり。わかる人はわかりやすいのだろうけれど、私は犯人を予想するタイプのドラマは見慣れていないので、素直にひっかかった(笑)

そういう目で見ると、冒頭に愛莉が出てきたのは事件と関係していたからか!と納得できる。

愛莉役の飯豊まりえさんは良かった!憎しみがこもっていたし、迫力があって怖かった~。

ただ、愛莉が首を締めようとしたあとでナイフを取り出したのは、最初からナイフでいいんじゃない?と感じましたね。野々村は撲殺、菜見子は絞殺、ナイフと手段を変えるのも不自然。

菜見子が元カレ・佐田にストーカーされる

菜見子はストーカーに怯え、臨床心理士としての失敗を突きつけられ、かわいそうだった。

さっさと警察に相談しろと突っ込みたくもなるけれど、元カレがストーカーになり殺人まで犯したかもしれないというのは、簡単には受け止められないし、相談するにも勇気がいるのだろう。でも、もうちょっとこう、菜見子の葛藤シーンがあっても良かったのでは。

それにしても、臨床心理士の仕事ってすごく大変で難しそう。殺されかけるまではめったにないとしても、恨まれることはありそうだし、なんでなりたいと思うのだろう・・?尊敬します。

あと、またチキパの名前が出てきて、こういう宣伝っぽいのは冷めるから本当にやめてほしい。

 

5話の予告では、まだまだ佐田が出てきたり、早瀬がサトミに絡んだり、イバラが叫んだり、とにかく気になる要素が盛りだくさん。

為頼の「君がため込んでいる大きな怒りの原因が何かようやくわかった」というセリフもあり、たぶん早瀬のことでしょう。

来週も楽しみです。

 

『無痛~診える眼~』の原作と続編はこちら。

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