無線LAN付きSDカードFlashAirが便利。Eye-Fi Mobiとの比較や選んだ理由など

公開日:  最終更新日:2015/11/28

無線LAN付きSDカード「FlashAir(フラッシュエアー)」を買った。前に検討したときにいまいちだと思っていたパソコンへの取り込みが、バージョンアップで解消されていたよ。

FlashAir W-03
FlashAirは、デジカメで撮影した写真を、無線でパソコンやスマホに転送できるSDHCメモリカード。使っているデジタル一眼レフ「Canon EOS Kiss X7」にWi-Fi機能がついていないので、欲しいなと思っていて。

というのも、私が写真を撮るのはおもにブログ用で、数日に1回、数枚の写真を撮っては、デジカメをケーブルでパソコンにつないで写真を取り込んでいる。

これがねー、地味に面倒なんだよね。

少し前に、スマホで撮った写真をBluetooth接続でパソコンに転送することを覚えて、あー、やっぱり無線で送れると便利だなと思ったので、デジカメも無線転送させることにした。

FlashAirとEye-Fi Mobiの比較。どちらが良いかは使い方しだい

無線付きSDカードといえば、もうひとつWi-Fi付きのEye-Fi Mobi(アイファイモビ)がある。私はFlashAirとEye-Fi Mobiを比較して、FlashAirを選んだ。

FlashAirは、撮影した写真の中から選んで転送したい人向き

FlashAirは、パソコンやスマホからSDカードの中を参照して、選んだ写真だけを転送・保存できる。接続の手間があるが、転送する枚数が少ないので、パソコンやスマホのメモリー容量、デジカメの電池の消費を抑えられる。同じ写真を何度も転送できる。

Eye-Fi Mobiは、撮影した写真をすべて自動転送したい人向き。

Eye-Fi Mobiは、撮影した写真がすべて自動転送される。SDカードのバックアップが自動でできる感じだ。自動接続するので、パソコンやスマホのメモリー容量、デジカメの電池の消費が激しい。同じ写真は一度しか転送できない。

 

FlashAirでもフリーソフトを使えばすべて転送できたり、Eye-Fiでもデジカメで選択した画像だけを転送できたりもするけれど、自分の使い方に合っているほうを買うのがいいでしょう。

FlashAirもEye-Fi Mobiも、バージョンアップするたびにできることが増えているので、買うときには最新バージョンの機能をチェックするべき。例えば、両方とも昔のバージョンではパソコンへの取り込みが手間だったのが、いまは公式のフリーツールをダウンロードすれば簡単にできるようになっている。

私がFlashAirを買った理由。ブログ用の写真を少しずつ選んで転送したい

無線付きSDカードはもともと、デジカメとスマホの写真共有のために作られたみたい。だけど、私はパソコンへの転送をメインに使いたい。でもって、その中の1~2枚をSNSにもアップしたい。

1回の写真撮影につき10枚くらいをパソコンに、1枚をスマホに転送したい感じだ。

ぜんぶパソコンに転送して、パソコンからSNS投稿するという手もあるけれど、それだと写真撮影を終わらせてから、あらためてパソコンに向かう必要があるでしょう?

デジカメから直接スマホに送れれば、最初の1枚を撮った時点でSNS投稿をして、続きはじっくり写真撮影をするということもできるのですよ。

だったらEye-Fi Mobiでぜんぶスマホに自動転送したら?というと、それは使わない写真をスマホに保存するので無駄になる。私は几帳面なので、スマホ内に大量の写真があると、つい整理をしてしまいそうだしね・・。

FlashAirでパソコンに取り込むときに選んでしまうほうが、写真選択の作業が早い段階で終わっていいので、FlashAirを選んだ。

たくさん転送をしたいときには、いままでどおりケーブル接続で取り込むつもり。

FlashAir W-03 SDHCメモリカード(SD-WEシリーズ)8GB購入レビュー

FlashAir W-03 箱
FlashAir W-03 SDHCメモリカード(SD-WEシリーズ)8GB。SD-WEシリーズというのがどこにも書いてないよ!と思ったけれど、箱をじろじろ見たら裏のバーコードの上に「SD-WE008G」と書かれていた。

FlashAir W-03 説明
箱の裏の説明書き。ご使用の前に取扱説明書を読んで、初期設定を行ってくださいとのこと。

FlashAir W-03 中身
中身。FlashAir SDHCメモリカード本体、カードケース、取扱説明書。

FlashAir W-03 SDカード
FlashAir本体の形は、普通のSDカードと一緒です。

FlashAir W-03 SDカード裏
裏面には何やらIDなどが書いてあるが、この情報を見ながら設定する必要はなかった。

FlashAirのざっくりとした使い方

FlashAirは使いはじめる前に、パソコンのSDカードスロットに入れるかSDカードリーダーで接続して、初期設定をする必要がある。初期設定の方法は別記事にするとして、日常的な使い方を説明する。

FlashAirを使ううえで大事なポイントは3つある。

FlashAirを入れているデジカメの電源を入れる

デジカメに電源が入っていないと、SDカードにアクセスできない。デジカメとパソコンをケーブルでつないで取り込むときと同じ。

転送先のパソコン/スマホをFlashAirに接続する

FlashAirはインターネットのルーターのようなものなので、まずは接続する必要がある。接続には5秒くらいかかる。

パソコンフォルダ/スマホアプリのFlashAirの写真一覧は閲覧しているだけ

パソコンやスマホからFlashAirの中身を閲覧しているだけなので、接続が切れたら見られなくなる。

FlashAirからパソコンへの保存方法

パソコンでは、公式のフリーソフト「FlashAirTool」をダウンロードすると、FlashAirフォルダへのショートカットが作られる。それを開けば、写真一覧が見られる。あとは、写真を選択して好きな場所にコピー&ペーストするだけ。

FlashAir パソコンフォルダ

FlashAirからスマホへの保存・共有・Twitter投稿方法

Androidアプリでも同じように写真一覧が見られる。

FlashAir Androidアプリ 写真一覧

写真を1枚だけ保存/共有する場合は、クリックすると拡大されるので、右上の[保存]または[共有]を押す。

FlashAir Androidアプリ 写真選択

写真を複数保存/共有する場合は、写真一覧の上の水色のバーにあるチェックマークを押すと選択画面に移動する。
FlashAir Androidアプリ 写真複数選択

写真を選択して、[保存]または[共有]を押す。保存済の写真には、緑の↓アイコンがつく。

FlashAir Androidアプリ 写真選択済み

共有を押すと、FlashAirに接続している状態からインターネットに接続に切り替わる。

FlashAir Androidアプリ 写真共有

共有先の選択画面が出るので、Twitterアプリを選択。私は「ツイタマ」です。

FlashAir Androidアプリ 写真共有先

Twitterを選択すると「インターネットに接続しています」と出て、Twitterアプリの投稿画面に移動する。投稿して完了。

FlashAirからTwitter投稿

共有では、写真はスマホに保存されていない。Twitterなら投稿し終わるまで、メールなら送信し終わるまで、デジカメの電源を入れておく必要がある。一度保存してから投稿してもいいかもしれない。

FlashAirを使った感想

やっぱり無線は楽!!

いままではデジカメで写真を撮っていても、SNS用にはスマホで撮り直していた。FlashAirを使えば撮影がデジカメだけで済むのと、SNSにもデジカメの写真を使えるのが便利。

FlashAirに接続するまで5秒くらいの待ち時間はあるものの、撮影し終わってすぐに取り込むならあまり気にならない。デジカメの電源が入っている状態からなら、接続待ちの時間も短くて済むのです。

あとは、FlashAirも進化しているな~と思った。前々から無線付きSDカードは気になっていたものの、パソコンに直接取り込むのが面倒だったり、FlashAirとインターネットの同時接続ができないなど、不便かな?と思う部分があった。

FlashAir SD-WEシリーズでは、両方とも解消されていている。

いつもは良いものを買うと「もっと早く買えばよかった!」と思うけれど、FlashAirに関してはW-03で機能追加されたし、ちょうど安くなってきたし、いまで正解だったのかも。

Wi-Fi機能がついていないデジカメを使っている人におすすめです。

 

並行輸入品もあります。

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